手紡ぎ・手織り・アートヤーン教室レッスン日記
今月から、谷六・往来の管理人・ジャスミンちゃんとふたりして、
アートヤーンの限界に挑戦する（！）研究チームを開催中＞笑
レイコモノさん考案、そしてまきもの工房でもおなじみの 「スピンドルでアートヤーン」
を、どこまで進化させるか？
そして、どこまで道具を簡略化するか？の試行錯誤中です。
とりあえず、ドラムカーダーも、ハンドカーダーも使わず、手だけでミニバッツを作って紡いでみたアートヤーン
私の〜〜
ジャスミンちゃんの！
ムフフ、なんとかイケそう！
羊毛の形状とその種類についてお尋ねを受けることが多くなってきたので、まとめておきました＝＝！！
レッスン受けてる皆さん、ぜひ読んどいてください＾＾v
こちらでございます
↓
羊毛素材の形状について
よろしゅうお願いします〜〜
クリスマス三連休、皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか？
まきもの工房は毎日、アートヤーン＆手織りの日々でした＾＾v
そんな昨日、私としては、かーなり(;ﾟДﾟ)!な事態に遭遇したのでございます。。
それは、、、「ふつうの双糸の紡ぎ方がわからない方」が現れたことでした。。。。
数年前までは、伝統的手紡ぎの経験者が、アートヤーンに移行し、楽しい糸を紡いで遊ぶ、というのが一般的でした。
というか、それしかなかった(≧∇≦*)
でも、最近では「アートヤーンが紡ぎたいから、手紡ぎを始める！」という方がどんどん増えてきています。
かくいう私もそのひとり。
レクシーさんの糸を見て、完全にノックアウトされて紡ぎ車を買ったんですから！！
とはいえ、その当時、アートヤーンレッスンを常時受け付けている教室はありませんでした。
kakaraさんが年に１〜２度、ワークショップをやってくださる程度。
手紡ぎ教室、と言えば、伝統的スピニングか、原毛から紡いで布へと仕上げるホームスパンしかありません。
うーん、ほんじゃまあ、自分でやってみるか！
レクシーさんの本を見ながら必死で真似てみる
▼
ほとんど紡げない・・・
なんでやろ？ これはつまり、私の「手紡ぎ技術が未熟」なせいなんでは？
▼
じゃ〜、まず、ふつうの伝統的手紡ぎの基本を習いにいこう〜っと！
▼
基礎を少しばかり習う。そして自習
▼
あら！これとこれは紡げるわ〜〜
レクシーさんの本に掲載されているアートヤーンのいくつかは、確実に紡げるようになった＼(^^)／
こういう経験が自分にあるにもかかわらず、
私が組み立てたアートヤーンレッスンには「手紡ぎの基礎」プログラムが含まれていませんでした。
なのに、手紡ぎ経験の無い人にも、どんどん参加してもらっています。
それゆえに、「ふつうの双糸紡ぎがわからない」人を登場させてしまったのです〜〜〜
こんな事態が起こるとは、レクシーさんもビックリだよ〜(￣▽￣;)!!
というわけで「アートヤーンに出会って、初めて手紡ぎを始める人」のためのプログラムを新設いたしました！！
new!
準備レッスン１ はじめてスピンドル
準備レッスン２ はじめて紡ぎ車
準備レッスン３ 素直な糸紡ぎ
準備レッスン４ かわいい糸をデザインしよう！
http://makimono-cafe.jugem.jp/?cid=34
もちろん、この４レッスンで、手紡ぎバッチリになるわけではありません。
あくまでも、「手紡ぎの基礎ルール」と「ポイント」をいっしょにやるだけです。
どれだけ練習するか？で、上達は決まります。
でも、この４レッスンを押さえておいてもらうと、アートヤーンレッスンの最後まで、脱落せずにマスターできるはずです！！
＊＊＊＊＊＊
以前「アートヤーンはバンバン紡げるけど、梳毛糸も紡毛糸も紡げない人がだんだん増えてくる・・・・
この点を、問題 と感じるか、
手紡ぎの世界に新しい潮流が生まれつつある、と考えるのか？」
について考察しました。
http://artyarn.jugem.jp/?eid=1
その結論として、アートヤーンから始めたっていいじゃないか、それにとことん自己表現にこだわれば「伝統の技術も必要だわ〜〜〜」と感じる日が、いつか来るんじゃないか？
って書いたけど、もうその日が来た！！
それも、習いたい人に、じゃなくて、私のほうに来た！！
基礎がなければ、技術を教えてあげることもできないってことが、よーくわかりましたヽ(；▽；)ノ
基礎って、やっぱり大事ですね。。。。
にほんブログ村 本日もお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
レクシー・ボーガーさんが紡いだ「アートヤーン」を、ひとめ見た瞬間から、この糸大好き！と感じ、糸紡ぎを始めました。
あれから３年近く経ちましたが、今もやっぱりアートヤーン大好き！
みんなとアートヤーンを分かち合いたい〜〜〜〜
でも、紡げば紡ぐほど、みんなとシェアすればするほど、ふと考えちゃうのです。
アートヤーンって、そもそも、何なの？
＊＊＊＊
この春、川島で出会ったりえさん（留学経験ありで英語が得意）と、レクシーさんの本「ＩＮＴＥＲ ＴＷＩＮＥＤ」を翻訳する作業を始めました。
まだ、まえがきを訳したばかりですが、でも、何より肝心なことがそこには書いてあったと感じています。
羊を育てる人がいて、毛刈りをする人がいて、羊毛を洗う人がいる。
それを売る人、染める人がいて、ようやく原毛がスピナーの手に届く。
スピナーは羊毛を糸に紡ぐ。
そして糸はニッターや、ウィーバー（それはスピナー自身かもしれないけれど）の手を通して作品となってこの世に現れる。
スピニングは、こうした長い旅の途上のヒトコマ。人はまさに「糸」によってつながっていく とレクシーさんは語ります。
また、産業革命が「手紡ぎ」という仕事を社会の片隅に追いやってしまったこと。
羊毛、綿花、麻、シルクといった天然素材を超越した、新たな素材の、爆発的登場！
それにともない、新素材を紡ぐニューウエーブ・スピナーのグループが生まれてきたこと！
そして、伝統的な手紡ぎを守り続けてきたグループとの対立してしまっていることも・・・
日本には羊毛紡ぎの伝統がないため、アートヤーンと言えば、「新素材をバンバン紡ぐこと」「専用のジャンボフライヤーで紡いだふっとい糸」と思ってしまいがちです。（自分もそう思ってたし〜）
でも、レクシーさんにとっては、伝統的な紡ぎも、新素材紡ぎも、どちらも「アート」。
「お互いから学ぶことがある」と、結んでらっしゃいました。
そして、自然と人間社会のあらゆる展望、事象からインスパイアを得て、それを糸の上に表現していこうじゃないの！といった内容の第１章に続きます（まだ斜め読み段階（＾＾；）
つまり、レクシーさんにとってのアートヤーンとは（今読んでる限りですが、彼女は本のなかでアートヤーンという呼称は使ってないのだけど）
美の感動や、驚きをもたらしてくれた要素を糸として再現すること、
そのものじたいを「糸にしてしまう」こと、
その時感じたワクワクを糸の上に表現すること・・・
なのかな！と、思いつつ読み進んでいます。
あの本に載っている、アートヤーン独特のユニークな「紡ぎ方」は、表現したい事象を的確に再現するために編みだされた技なのでしょうね。
＊＊＊
思えば糸紡ぎに限らず、織りも染めも陶芸も建築も、あらゆる手仕事が、自然の事象を再現したい！という人間ならではの欲求ゆえに技術が発展してきたのですよね。
糸はまっすぐならそれでよい
布は平たんならそれでよい
器は水がもれなければそれでよい
では、済まないのが人間！
「感動させてくれた要素を再現したい！あの感動じたいをカタチにしたい！」という欲求。その欲求の別名が「芸術＝Ａrt 」なのかもしれません♪
技術の向上だけを追っても、感動がなければアートヤーンは紡げない。
感動がどんなに大きくても、技術がなければ、作品の上に表現しきれない。
美と驚きを捉える目、ドキドキする心、その思いをカタチにできる手。
この３つ、いくつになっても追及していきたいものです
にほんブログ村長文にお付き合いくださり、ありがとうございました!! m(_ _)m
おとといだったかyou tubeで、レクシーさんの爆笑動画を見つけました。
もしかして、みんな知ってる有名な動画？？
あんまりにも面白いので全動画リンクしちゃう！
知ってる方もぜひもう一度！（＾＾）＞
BGMのカントリーミュージックがハマりすぎ！
↓
その１
Pluckyfluff Giant Skein Winding （ジャイアントかせを巻く）
http://www.youtube.com/watch?v=HXUvQzWKFjc
がーーーん
↓
その２
BIG SKEIN BAD NEWS （ジャイアントかせの悪いニュース）
http://www.youtube.com/watch?v=u2EOX_mldZ8&feature=related
ほんまにやり直してはる・・・
その３
↓
Puckyfluff Skein BIRDS-EYE View （ジャイアントかせ 鳥瞰図）
http://www.youtube.com/watch?v=5NT2WAbpI8I&NR=1
やりました！
その４
↓
Make That Twist! （カセをねじろう！）
http://www.youtube.com/watch?v=q0mGFWkDUow&NR=1
★おまけ★
Cement Mixer Powered Spindle （セメントミキサー・スピンドル）
http://www.youtube.com/watch?v=YAvjsONi4BI&NR=1
アメリカはなんでもビッグだ！
ちなみに、レクシーさんのホームページのタイトル「Puckyfluff」って、
「勇敢な綿毛」という意味だったんですね。
彼女の全活動に、も〜〜〜〜うピッタリ！！
にほんブログ村アホな話題にお付き合いくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
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